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【万病の元、活性酸素を知ろう】
今や、諸悪の根源とまで認識されるようになった「活性酸素」 名前を聞けば、アクティブな酸素でカラダに良さそうなのですが、 一体、何者なのでしょうか?
■ 老化現象は活性酸素のしわざ?
現在、老化に関する仮説は数多くあります。
例えば遺伝要因説。 この中でも大別すると「プログラム説」と「エラー説」に分けられます。 プログラム説は遺伝子の中に老化のプログラムが書き込まれてあり、 生まれたときからその道筋をたどっていくのだというもの。 この説の根拠は、一卵性双生児の寿命が類似することや、長寿者の多い 家系が存在すること、また若くして老化の症状をもつ遺伝的疾患が
あることに基ずかれております。
エラー説は、遺伝子を構成している細胞核のDNAが細胞の分裂増殖に よって複製を繰り返すうちに、情報伝達ミスや、遺伝子をつかさどって いるタンパク合成のマニュアルに誤りが生じ、蓄積していくというものです。
この他にも、年をとるとともにホルモンの分泌が衰え、それが老化を 進めるという内分泌説。 免疫力が低下することにより、病原菌に侵されやすくなるのだという免疫説。 体内には体内時計というものがあり、明暗のリズムなどを変調させる ことにより、体の成熟速度が変わり、老化が抑制されるとする体内時計説。 また、細胞そのものに寿命があるという説もあります。 これは、人の胎児の肺の細胞を取り出して培養し、分裂増殖を 繰り返させていくと、約10ヶ月たった頃で増殖の勢いが衰えはじめ やがて分裂能力、増殖能力を失ってしまったという実験結果に基ずくものです。
老化に関する数ある仮説のなかでアメリカのD・ハーマンが提唱したのが 「活性酸素説」です。 これは人を含む多くの動物が、エネルギー代謝の過程で消費する酸素から 生じる毒性、つまり活性酸素の害毒によって老化を促進するのだいう説です。 体のなかのさまざまな組織や器官が酸化された結果、老化につながるのだいう 考え方は、この説によるものです。
ここまで、いくつかの老化説を紹介しました。 細胞の分裂増殖能力が低下するという説、環境などの外的要因によって体の 各器官の機能が衰えるという説、ホルモンの分泌が低下するという説、 免疫力が落ちるとする説。 年をとるにしたがい、そのような現象が体のなかで起こることはわかっても、 では、何が細胞の分裂能力を低下させるのか、何が各器官の働きを衰えさせる のかという、もっと根本的なところがわかっていません。
実は、それらの疑問を解くカギとなってくれるのが「活性酸素説」なのです。
ホルモンの分泌の衰え、免疫力の低下、消化吸収機能等の障害といった 老化につながるさまざまな体の機能の衰退に、活性酸素がかかわっていて 活性酸素の毒性により、体の各器官が酸化されるだとする考え方が ハーマンの「活性酸素説」なのです。 そしてこの考え方にしたがえば、逆に活性酸素をうまく取り除くことが できれば、老化の進行を抑えることができるということになるのです。
■ 活性酸素の発生原因
これまでは一般的に、酸素は人間の体内でのエネルギーづくり に欠かせない物質であるという利点ばかりが強調されてきた感があります。 しかし、ときとして酸素は毒になることもあるのです。 酸素の働きの一つに「酸化」というものがあるのは皆さんご存知ですよね。 放置したクギが赤く錆びたり、古いゴムが弾力を失いボロボロになったり 野菜・果物の切り口が変色するのはすべて酸化現象によるものです。
じつは私達の体内でも取り入れられた酸素が消費する過程において、 その一部が体内で化学反応を起こし、細胞を酸化させてしまうということ がわかってきました。
その結果、酸化された細胞はどんどん衰え、老化していきます。 そして、この細胞を「酸化」させるという悪行をなすのが、 私達の呼吸によって取り入れられた酸素の一部であり、変身した 「活性酸素」と呼ばれるものなのです。
エネルギーを作る過程において酸素を利用した結果、排ガスが出ると 理解すると分かり易いかもしれませんね。 この排ガスに相当するのが活性酸素です。 しかも、実は活性酸素が発生する原因はエネルギーを生成した際に 発生するだけではないのです。 その他、このような時に活性酸素は発生すると言われます。
・ ストレスがかかったとき。 ・ 紫外線、放射線を浴びたとき。 ・ たばこを吸ったとき。 ・ アルコールを飲んだとき。 ・ 細菌、ウイルスの侵入をうけたとき。 ・ 抗がん剤の投与をうけたとき。 ・ 排煙、排ガスを吸ったとき。 ・ 激しいスポーツをしたとき。 ・ 食品添加物を取り入れたとき。 ・ 腸内が異常発酵したとき。
日常生活のいろんな場面で活性酸素は発生するのです。
しかし、悪さばかりしているわけではではありません。 活性酸素はウィルスの侵入した際、その凶暴な性格を利用して ウィルスの退治にも活躍してくれます。 と、いうことは私達の体を守る、武器にもなっているのです。 このおかげでウィルスからの感染を防ぐ事ができるのです。 人間にとって、活性酸素は良い働きもしてくれるし、生体にダメージを 与える事もする? そうなんです。バランスなのです。 発生する量があまりにも過剰だと、生体にとってマイナスに働くと いうことになります。
現代の生活環境を見渡すとご承知のように、活性酸素を発生させる 原因が多すぎます。
中でも、腸内の環境が良くないとき(便秘・下痢・悪臭便)に 一番、活性酸素が発生するのです。 過剰に発生した活性酸素は病気の引き金となるのです。 「活性」という言葉がつくと体内が活性化するような気がして プラスイメージをもってしまいますが、実は、細胞を酸化させるという人の老化や病気の原因と 大きく関わりあいがあるのです。
■ 活性酸素が招く疾病

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