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◆ 水道水をおいしく飲むコツ ◆
「とかく最近の水はまずくてね。」こういった話をよく耳にいたします。 おそらく大半の方が水道水のカルキ臭・カビ臭が気になり、そう言っているのではないでしょうか。
水道水もちょっと工夫する事によりかなり飲みやすく、おいしく感じることができます。 ここでは、それらを紹介いたします。
でも、その前に臭いの原因物質についてから・・・
■ カルキ臭・カビ臭
カルキ臭と呼ばれているものは、消毒に使用された塩素がアンモニアと結合した結果 できた物質(結合塩素)が原因となります。 消毒効果とカルキ臭除去効果の両方を保つことは、水道水には大変困難です。 しかし大都市の水道局においては、前塩素処理を使用しない、 オゾン殺菌・生物活性炭処理(高度浄水処理)についても採用されつつあります。
水道水のカビ臭は、人々の飲料水への不安や心配が高まるきっかけとなりました。 カビ臭の原因は、植物性プランクトンの繁茂にあります。 湖沼などの閉鎖系水域への排水等が流入し、水中の栄養塩類である窒素やリンなどの量が増加し、 湖沼全体が「富栄養化」します。 そのため植物性プランクトンが大量発生し、それを食べようとする微生物も増えるのです。
微生物はジオスミンなど臭い物質を出すため水にカビ臭や土臭がつくのです。
■ 朝一番の水はしばらく流してから使用する
夜間、水の流れが止まる水道管中では錆びが進行いたします。 したがって朝一番の水は錆びを流すために30秒〜1分程度流してから飲用・調理に使用いたしましょう。(特にマンションや集合住宅) また、しばらく家を留守にした時(旅行など)は普段より多めに流してから使いましょう。
■ 煮沸法
塩素化合物(トリハロメタン)を取り除く方法です。 やかん・鍋に水を入れ沸騰した段階でふたを取り、さらに10〜20分煮沸し続けた後に使用します。 トリハロメタン濃度は水の温度の上昇と共に増加いたします。 沸騰した直後に、その濃度もピークを迎えますが更に煮沸を続けることにより揮発いたします。 (沸騰した直後の水道水は発ガン性物質、トリハロメタンの濃度が高いという事を覚えときましょう!!)
このようにして沸かした水を冷やせば美味しくいただけます。
■ 汲み置き法
塩素臭を抜く方法です。晩のうちに口の大きい容器に水を汲んでおき、一晩そのままにいたします。 このとき、炭(備長炭・竹炭)を入れておくとさらに効果的です。 炭は塩素を吸着する作用のほか、脱臭効果もあります。
■ レモン汁を入れる
すぐに冷たい水が欲しい時には有効です。 コップに汲んだ水にレモンの汁を2,3滴入れてから飲みます。 レモンに含まれるビタミンCが還元剤として酸化物質を除去し、 ほんのりレモン風味で美味しくいただけます。
■ 浄水器を取り付ける
飲用に、調理にと、1日にご家庭で使用する水の量はかなりのものです。 すべてに渡り塩素(塩素臭)を抜く作業を行うのは大変です。 かと言ってミネラルウォーターを全てに使用することもコストの面で大変。 そんな方は蛇口に浄水器を取り付けてはいかがですか? いろいろなタイプもありますので、用途・使用状況に応じて選ばれてみては・・。
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